ビタミンC

栄養素まとめ 日本Japanese

ビタミンCは、一般名をL-アスコルビン酸といいます。

ビタミンCは水に溶け、血液や目の水晶体など、
体の水溶性の部分でサビをとってくれるほか、
疲れてしまったビタミンEを元に戻します。
また美肌のもとのコラーゲンをつくるのにも必須です。

犬や牛は自分でビタミンCをつくれますが
ヒトやサル、モルモットなどはビタミンCをつくれません。
健康のために必ず食事から摂る必要があります。

また、ビタミンCは光や熱、空気(酸素)に対してとても不安定です。
食品中のビタミンCは保存や調理、加工などで多くが失われてしまいます。

ビタミンCの吸収

ビタミンCは、胃などで消化されることなく
そのまま主に小腸から吸収されます。
そして血液にのって体中に運ばれ、貯められて、
必要なときに使われます。

ビタミンCの吸収率

私たちのからだはビタミンCをどのくらい吸収できるのでしょうか。

ビタミンC180mgを口から摂ると80~90%が吸収されますが、
1,000~5,000mgまで増やすと吸収率は21%まで下がります。
(その分吸収される量自体は増えます。)

このとき、吸収されなかったビタミンCは、
大腸で乳酸菌などのいい菌を増やしてくれたり、
便をやわらかくしてくれます。

ビタミンCの働き

働き

コラーゲンを作る
免疫力を高める
ステロイドホルモンをつくる
鉄の吸収を助ける
酵素の働きを助ける
メラニン色素をストップする

不足するとおきやすい症状は

シワができやすい傷が治りにくい
毛細血管がやぶれやすい
感染症(風邪など)にかかりやすい
がんになりやすい
ストレスに弱くなる
貧血になりやすい
肝臓の解毒作用が低下する
色黒・シミ・ソバカスができやすい

ビタミンCとビタミンEの相乗効果

ビタミンEはビタミンCを一緒に摂ることで相乗効果が得られます。

ビタミンEは体内のあぶらの部分を活性酸素から守ってくれています。
このときビタミンCが一緒にあると、
サビ取りをして疲れてしまったビタミンEを
もう一度甦らせてくれるのです。

美肌、コラーゲンとビタミンC

美肌のもと、コラーゲン。
コラーゲンは、からだのタンパク質の1/3を占めている
重要なタンパク質です。

細胞と細胞をつなぎ合わせて、骨、皮膚、血管、歯など
あらゆるところで活躍しています。

このコラーゲンはタンパク質(アミノ酸)に
ビタミンCと鉄が働きかけてつくられます。

材料が足りずにコラーゲンがつくられなくなると、
細胞と細胞が離れやすくなってしまいます。

ビタミンCとタンパク質、鉄を十分に摂り続けることが、
美しい素肌や丈夫な骨への第一歩です。

ビタミンCを多く含む食品(1食当たり使用量と含有量)

1食あたりに必要なビタミンCの量は33mgです。
ビタミンCが多く含まれる果物や野菜は以下です。

レモン
イチゴ
キウイ

ブロッコリー
カブの葉
小松菜

参考文献

https://www.orthomolecular.jp/nutrition/vitamin_c/

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