ビタミンB1

栄養素まとめ 日本Japanese

ビタミンB1の働き

働き

・糖質をエネルギーに変える
・アルコールの代謝に関与する
・脳の働きに関与する
・神経の働きを正常に保つ

不足するとおきやすい症状

肩こり、筋肉痛、疲労、アルコール中毒、
脚気、食欲不振、記憶力減退、集中力低下、
音に過敏、神経炎、ウェルニッケ脳症*

*ビタミンB1(チアミン)の不足によっておこるウェルニッケ脳症と
その後遺症であるコルサコフ症候群のことをウェルニッケ・コルサコフ症候群と呼びます。

参考文献
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-052.html

ビタミンB1を多く含む食品

1食あたりに必要なビタミンB1の量は0.32mgです。
ビタミンB1が多く含まれる野菜は以下です。

アスパラガス
ブロッコリー
しそ

ビタミンB群

ビタミンB群は、私たちが生きるためのエネルギーをつくるのに欠かせない栄養素です。

ビタミンB群はどれかひとつだけでは効果を発揮しにくく、
お互い助け合いながら働きます。
ゆえにビタミンB群は一緒に摂るのが望ましいかたちです。

ビタミンB群は動植物性食品に広く存在しています。

ビタミンB群の種類

ビタミンB群に属する栄養素としては、
ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ナイアシン、パントテン酸、
ビオチン、ビタミンB12、葉酸などがあります。

食品から摂ったビタミンB群が働けるようになるには

食品から摂ったビタミンB群はそのまますぐには働けません。
一旦、からだの中で働ける形に変えられてから、やっと働けるようになります。

このとき、働ける形になるにはいろんなビタミンB群がお互いに関係します。
例えば、ナイアシンやビタミンB12は葉酸に、
ビタミンBはビタミンBに必要です。
それと同時に、核酸が必要なものもあります。

ゆえに、せっかく食べたビタミンB群に
からだの中で効率的に働いてもらうには、
ビタミンB群は単体ではなく複合体で、
核酸成分も一緒に摂るのが理想的です。

エネルギーをつくるのに必要なビタミンB群

エネルギー代謝はTCA回路に
入ることでスムーズに行われます。
このとき、ビタミンB群が必要となります。

ビタミンB群が不足しやすい理由

ビタミンB群は現代で不足しやすい栄養素のひとつといわれます。
その理由としては以下のような点が考えられます。

1. 食品の変化食品の精製・加工・保存によってビタミンB群が減っている。

2. ビタミンB群の消費量が増えている精製された白い食べ物、
 ストレス、過度のアルコール摂取、妊娠、授乳、加齢、
 過食等でビタミンB群消費量が増えます。

3. 抗生物質の長期服用ビタミンB群は腸内の細菌がつくってくれますが、
 抗生物質を長い期間飲んでいる人は、
 腸内の細菌バランスが乱れ、
 ビタミンB等の合成量が少なくなります。

ビタミンB群不足チェック

ビタミンB群が不足すると以下の症状が出ます。

・疲れやすい
・寝ても疲れが取れない
・日中眠くなる
・集中力が続かない
・イライラする
・肩こりがなかなか治らない
・口内炎・口角炎ができやすい
・風邪を引きやすい
・下肢がしびれる

参考文献

https://www.orthomolecular.jp/nutrition/vitamin_b/

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