リブレのセンサーの構造について

改善で分かった体の仕組み

今回フリースタイルリブレのセンサーの構造について観察してみました。

皮膚側 針がついている側には、粘着テープがあります。
そこをキレイにはがしてみました。

まん中に針があり
その周りは、プラスチックのような半透明の樹脂のカバーがありました。

表面は、凹凸があり、いわゆるエンボス加工が施されています。
これにより皮膚とセンサーの間に通気性をもたすことによって
長時間装着することによる皮膚のかぶれを防いでいるのだと思います。

肌側の半透明のプラスチックと外側の白色のカバーの部分は
まるでオセロのようにきれいに中央で境界線があります。

センサーは、2つの丸い容器に分かれて入っていて
針が入っていると思われる白い容器にはガムシロップについている密閉シールのようなものがあります。
ただ、そのシールをはがしてもガスらしきものは出なかったので
針の腐食防止なのかと思われます。

また もう一方のグレーの容器には 針を除く本体ようなものが入っていました。

これらをガイドに合わせて
ガッチャンコすることで センサーの電源が入りフィレメントと呼ばれる針がむき出しになり
皮膚に装着できる状態となります。

もう少しセンサーを観察してみます。
センサーの中央についている針は、約五ミリ程度
根もとを指でさわると 固いと思いきや
グラグラというか 柔らかくしなるような感じで
太さは、人間の太い髪の毛の根本くらいです。
針自体も 固くないですが、折れにくいといった感じです。

センサーは
フィラメントと呼ばれる針の部分を皮膚に刺します。
しかし、その針は毛細血管まで刺さっているわけではないそうです。

リブレは、間質液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度を測定します。
間質液とは細胞と細胞の間に存在する液体のことで、グルコースは血管を通って体中に運ばれ、
毛細血管から間質液へ、さらに間質液から細胞に入って利用されます。

センサーの針を皮膚に装着してから1時間かけて そのグルコース値を吸い上げているのだと想像します。

このフリースタイルリブレ
センサー単体の役割と
読み取り装置の役割と明確にわかれます。

センサーの役割は、その本体自体が 電源を充電できないのと、メモリも大量に保存できないのもあって
8時間 15分に1回 32ポイントのデータの保存することと
読み取り装置から通信を受けたときに
リアルタイムのデータを送るのと同時に
8時間分のデータを読み取り装置に書き込むという処理を行います。

読み取り装置は。センサーからの情報をまとめて管理し。
パソコンなどのソフトと通信したときに情報は開示します。

2週間限定というのは、センサー自体が作動できるのに可能な時間であるのだと思います。
外側の中央 ちょうど針と真反対な位置に 直径の4mmの穴がありますが。
そこでデータを外部からリセットしたり、テスト動作を確認したりできるメンテナンスようの端子なのだと
思います。

フィラメントの周りには 絶縁された三角形のコモン端子状のものが見え
その周りには、ボタン電池のようなものが、大小2個確認できます。

あとは、面実装ようにチップ抵抗やコンデンサなどがるようです。
ここまで細かいと 内容までわかりませんが

どういう仕様か 仕組みがわかれば
エンジニアだった私としては これ以上の
面白い玩具は ないというのが
私の感想です。

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