プロリン
プロリンとは、たんぱく質などを構成する
非必須アミノ酸の一種で、コラーゲンの主要な構成成分のひとつです。
関節痛を改善する効果や美肌効果、
脂肪を燃焼させる効果など様々な効果が期待されています。
ラクダのコブや豚などのゼラチン質に多く含まれています。
プロリンの健康効果
・関節痛を改善する効果
・美肌効果
・脂肪を燃焼させる効果
プロリンとは
プロリンは、たんぱく質などを構成するアミノ酸の一種です。
アミノ酸とは、筋肉や内臓をつくるたんぱく質のもととなる成分で、
アミノ酸のうち体内で合成できるものは非必須アミノ酸、
体内で合成できないものは必須アミノ酸と呼ばれます。
プロリンは体内で合成できるため
非必須アミノ酸のひとつに分類されており、グルタミン酸からつくられます。
また、プロリンはコラーゲンの主要構成アミノ酸のひとつです。
コラーゲンとは、丈夫な血管や筋肉、骨、肌をつくるたんぱく質の一種で、
体の組織をしっかりと結び付ける接着剤のような働きを担っています。
コラーゲン内のプロリンの約半分は、水酸化された
ヒドロキシプロリンに変換されたものが存在しています。
ヒドロキシプロリンがつくられることで、
コラーゲンの構造が安定するといわれています。
また、プロリンにはコラーゲンの合成を促進したり、
表皮の細胞の増殖を促進する働きがあることを示す報告もあります。
しかし、分子量が小さいアミノ酸であるプロリンの方が
他のアミノ酸に比べ体内への浸透率は高いといわれています。
プロリンの過剰症・欠乏症
プロリンは過剰摂取による副作用が確認されていないため、
多少摂りすぎても影響はないと考えられています。
しかし、1種類のアミノ酸を1日に10g以上摂取すると、
ショック症状を引き起こす危険性があるといわれているため、
偏った摂取には注意が必要です。
主に体内で合成できる非必須アミノ酸のプロリンですが、
たんぱく質の摂取が少ない食生活を送っていると不足してしまいます。
そのため、サプリメントなどから補う必要があるといわれています。
プロリンが不足すると、体内のコラーゲンの量が減少し、
皮膚にできた傷の治りが遅くなったり、
膝や腰などの関節に痛みを感じやすくなるなど
体に悪い影響が出る場合があります。
また、肌のハリが低下し、しわができやすくなる、
紫外線によるシミ・そばかすが消えにくくなるなど、
肌の老化を促進させる原因にもなります。
その他、プロリンは心筋の合成に関わるアミノ酸でもあるため、
不足しすぎると心筋の生まれ変わりがうまくいかず、
心筋梗塞を引き起こす原因になる可能性もあります。
プロリンの効果
関節痛を改善する効果
関節痛の原因のひとつに、骨と骨の間でクッションの役割を果たしている
軟骨が擦り減ってしまうことが挙げられます。
軟骨の約50%はコラーゲンで構成されており、
軟骨に含まれるコラーゲンの代謝が悪くなると、
軟骨の弾力性が失われて固くなり、
軟骨は少しの衝撃で潰れたり、擦り減ったりします。
軟骨が擦り減ると、骨同士が直接こすれ合うため、
それが痛みとなって現れます。
この症状がひどくなると、
激痛で歩くことも困難な状態を引き起こす場合もあります。
プロリンには、コラーゲンの合成を高める働きがあるため、
軟骨そのものの新陳代謝を活発にし、
関節痛をやわらげる効果があるといわれています。
美肌効果
肌を形成する際に必要とされるコラーゲンは、
歳を重ねるごとに体内から失われやすくなります。
プロリンには、体内に吸収されたたんぱく質やアミノ酸から
コラーゲンの合成を促進させる働きがあります。
さらに、一度破壊されたコラーゲンを修復させる役割も担っています。
これらの働きにより、プロリンを摂取することで
紫外線などの影響でダメージを受けた肌のコラーゲンが再生され、
シミやしわ、そばかすを防ぎ、美しい肌を導く効果があると考えられています。
肌に存在するプロリンが多いほど、
肌の弾力やハリを保つことができるといわれています。
また、強い美肌効果を持つビタミンCと一緒に摂ることで、
さらにコラーゲンの再生や肌荒れの予防、
肌の潤いを保持するなどの効果が高まります。
このようにプロリンは美肌効果があるとして、
多くの化粧品に天然保湿成分として配合されています。
脂肪を燃焼させる効果
プロリンには、脂肪を燃焼させる効果があるといわれています。
胃やすい臓の消化酵素であるリパーゼには、
脂肪を分解しエネルギー源として消費しやすくすることで、
内臓脂肪や皮下脂肪を減少させる働きがあります。
プロリンにはリパーゼを活性化させる働きがあるため、
脂肪の燃焼を助け、内臓脂肪や皮下脂肪を
減少させる効果があると期待されています。
運動時にプロリンを摂取することで、
脂肪を燃焼させる効果がさらに高まると考えられています。
プロリンは食事やサプリメントで摂取できます
プロリンを含む食品
動物性ゼラチン質:ゼリー、マシュマロ
小麦たんぱく:焼き麩
大豆たんぱく:湯葉、高野豆腐
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