25 マンガン Mn

栄養素まとめ 日本Japanese

マンガンは、肝臓の中にあるミトコンドリアに多く含まれ、
特に酵素の活性化を助けながら、
体内の代謝に深く関わっている栄養素です。

人間に必要不可欠な「必須ミネラル」のひとつであるマンガンですが、
摂りすぎると中毒症を引き起こす心配があります。

マンガンを扱う精錬や製造、溶接などの職業性から
中毒症になる方も多く、注意が必要です。

また、土壌中にも多量に含まれるマンガンが、
埃などに混じり、気道から体内に取り込まれてしまうこともあります。
普通の食生活を送っていれば、マンガン不足を心配することはありません。

マンガンの主な働き

1.ピルビン酸カルボキシラーゼの構成成分となる
 *ピルビン酸カルボキシラーゼは、体内から失われると生命に関わる重要な酵素です。

2.さまざまな酵素の生成と活性化を行う
3.脂肪酸・コレステロールの合成を行う
4.骨の形成を促進する
5.インスリンの合成を行う
6.たんぱく質の合成・エネルギーの生産を行う

マンガンが不足すると

骨・糖脂質・皮膚の代謝異常、
血液の凝固障害、生殖機能の低下などの原因となります。

マンガンを摂りすぎると

マンガン中毒による精神障害、
中枢神経系障害、生殖機能の低下などの原因となります。

マンガンが多く含まれる食品

1食あたりに必要なマンガンの量は1.17gです。
マンガンが多く含まれる野菜は以下です。

しそ
バジル
アスパラガス

参考文献

https://eonet.jp/health/recipe/eiyou/manganum.html

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